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きのう取材したのは投資歴1年4か月の女性。もっと投資額を増やしたいから良いところを狙って投資したいという。その理由はきのうの東京株式市場で日経平均株価が取引時間中の最高値となる4万5000円を超えたから。女性は普段から節約生活。安くてポイントがたまりやすい遠くのスーパーまで買い出しへ。昼食は約250円で済ませていた。現在、派遣でコールセンターの仕事をしている女性の年収は約240万円。普段の節約生活で捻出したお金をもとに去年5月から月々3万円のつみたてNISAを開始。さらに去年7月からは個別株の投資も始めた。2014年に始まったNISA。去年1月から新NISAも始まり、今年3月末時点で開設口座は約2650万。きのう投資家が情報交換などをする投資家バーへ行ってみると、祝い酒を飲んで盛り上がっていた。さらに株価と同じく投資先として注目されているのが金。田中貴金属工業が今月9日公表した国内の金の価格の指標となる小売価格は1gあたり1万9027円。初めて1万9000円を超えた。きのうは1万9265円と最高値を更新。都内の金・貴金属などの買い取りを行う専門店を取材すると、持ち込む人が約2倍に増えているという。女性が持ち込んだのは昭和天皇の在位60年を記念して販売された金貨。額面は10万円だが、査定結果は35万4000円。きのうバブル期の日経平均株価を大きく上回る史上最高値を記録。街では長く続く物価高の影響もあり、財布の紐は依然として硬いまま。日本銀行が行ったアンケートでも1年前と比べて「景気が良くなった」と回答した人は3.5%と減少。反対に「悪くなった」と回答した人は約7割にまで増加している。