Nスタ Nスタ NEWS DIG
千葉県で生息数が増加し問題となっている特定外来生物のキョン。2001年に閉園した観光施設から脱走し、野生化したとみられている。高い繁殖力で千葉県内だけで推定生息数は7万1500頭にも及んでいる。そのキョンが、茨城県で目撃が相次いでいる。茨城県ではこれまで4件の目撃情報が報告されている。農家は「市役所と連携して対策をとっていきたい」などと話した。専門家は、キョンはオス同士は縄張り争いが激しく、そのため移動する距離も長くなるという。十分泳ぐ能力を持っていて、利根川を超えることは十分に考えられ、道路を使って超えることも考えられるという。キョンが繁殖を続ければ、東京や埼玉に進出する可能性もあるという。茨城県ではキョンの捕獲許可権限を市町村に委ね、捕獲手続きを簡略化。さらに今後は、目撃情報提供者の報奨金を出すなどの制度を検討中。