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茨城県が公表した統計によると、県内の漁業の就業者数は去年1082人で、前回の5年前2018年の調査に比べて112人で率にして9.4%減った。就業者を男女別で見ると男性が全体の97.2%に当たる1052人女性は2.8%の30人となっている。65歳以上が全体の4分の1近くを占める、254人だった一方、新規の就業者数は前回の調査より2人増えたものの18人にとどまっている。また漁業を生業とする事業者などの数は310で、前回の調査より率にして10%近い33の減少だった。このうち「後継者がいる」という個人や世帯の経営は全体の3割ほどの99にとどまっている。就業者や事業者の減少について、県は「新たに漁業に就く人より高齢などを理由に漁業をやめる人が多いことが主な要因だ」としている。茨城県は漁業の求人情報をホームページで発信しているほか、新規の就業者への研修会を行う漁業者に補助金を出していて重要な漁業がより魅力的な産業になるよう支援したいとしている。