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スタジオジブリの鈴木敏夫は今月、ロンドンで大ヒット中の舞台「となりのトトロ」を初めて鑑賞。風間俊介が同行し、現地の盛り上がりを2週にわたり伝える。風間は、2011年公開の「コクリコ坂から」で声優として参加。ジブリ作品の大ファンでもある。日本の舞台の多くは公演期間があるが、となりのトトロは無期限ロングランとなっている。初演で約29万人を動員し、イギリス最高峰の演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞で最多6冠を達成した快挙から、となりのトトロ専用のシアターで上演されている。日本の作品としては初めての快挙。連日約1200人、ほぼ満員の客が訪れている。この舞台の発案・プロデューサーは、作曲家の久石譲。名門のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが制作している。終演後、鈴木はキャストのもとを訪れ、イギリス人の手にかかると、トトロがこうなるということを教えてもらい、非常に興味深かったなどと話し、直筆の色紙もプレゼント。感激直後、鈴木は、ススワタリの集合体を人間がやっているのがよかった、アニメーションも人間の手で描いている、きょうの舞台も人間がやっているのがよかったなどと話した。風間は、カンタが印象に残ったとし、ボーイミーツガールで変化していくカンタが万国共通だとこう描かれるんだというのが興味深かったなどと話した。鈴木は、カンタのモデルは宮崎駿、宮崎駿がこの芝居を見たら、「こいつは俺じゃない」と怒り出す可能性があるなどと話した。風間は、セリフは英語だが、内容が理解できる、世界から見た日本の風景などいろいろな発見があるなどと話した。後編は来週放送する。