列島ニュース 盛岡局 昼のニュース
クマなどが出没した際に、市町村の判断で特例的に市街地で猟銃が使える改正鳥獣保護管理法がきょうから施行されるが、県内では9割を超える市町村が今月中に制度を運用できない見通しであることが、NHKの取材でわかった。今月中に運用できるのは釜石市、陸前高田市の2つにとどまる。運用を始められる時期としては、来月から年内としている自治体が8、今年度内が5、来年度以降が8、「未定」としているのが10となっている。自治体の担当者からは、「準備期間がクマが活発に活動する時期にあたり、眼の前に出没するクマへの対応で手一杯」だとか、「スケジュールが短すぎる」などといった声が聞かれた。一方、県は市町村の求めに応じて対策チームを設置できる体制を整備していて、今月から来月までのできるだけ早い時期に、改正法を踏まえた訓練を実施する方針。
