イット! (ニュース)
外国人観光客でごった返す千葉県の成田空港でイット!のカメラがキャッチしたのは空港で禁止されている客引きと見られる行為。ゴールデンウィークも大賑わいだった成田空港。第一ターミナルではスーツ姿の男性たちが次々と外国人観光客に話しかけていた。積極的に話しかけている様子が見られた。どんな会話なのか映像を紹介。目的地を聞き、金額を提示、交渉が成立すると客を車に案内していた。いわゆる客引き。車は客から料金をもらい送迎許可を得ている緑ナンバーのハイヤーだった。専門家は「緑ナンバーは国土交通大臣の許可を取っている。客引き行為は客を選別して運転手から見てメリットのある客を選ぶ行為になるので道路運送法違反。3年以下の懲役、または300万円以下の罰金という刑罰が科される」などコメント。近年問題となっていたのは無許可で客を運ぶ「白タク」。しかし、今回は新たに緑ナンバーの運転手が違法な客引きを行っていると見られている。また、成田空港も客引きは禁止しているが、客引きに案内されていた外国人観光客はロビーで「私たちがタクシーが必要かどうか」と声をかけてきたという。そこで客引きとみられる男性を直撃するとたど、たどしく客を乗せ走り去った。こうした問題にルールを守るタクシー運転手は「私たちの売り上げが少ない日もある。近いところの客は僕達にやらせるみたいな感じで声をかけている」など深刻な被害を訴える。彼らによる迷惑行為は他にも。成田空港の第一ターミナルには3つのレーンがあり、一般車が利用するレーンは道路交通法により人の乗り降り意外の駐停車は禁止されている。ところが一般車のレーンに誰も乗っていない緑ナンバーの車が列を作り駐車。これらのほとんどが客引きのものという。世紀のタクシー運転手「ずっと車を停めているので空港周りでが大渋滞になる」などコメント。さらには利用する一般客にも影響が出ていた。成田空港は警察と連携し客引きや違法駐車の取り締まりを続けるとしている。