Nスタ 3コマニュース
6月28日には神奈川・鎌倉市で水道管が破裂し、1万世帯が一時断水となった。インフラを巡っては埼玉・八潮でも下水道管が破損する事故が発生したが、八潮の下水道は使用後50年が経っていなかったという。水道管は50年を超えると劣化が進むとされる中、2023年時点で50年を超えた水道管は約9%だったのが、30年には約21%、40年には約41%まで拡大する見込み。更新費用を水道料金のみで賄う場合は水道料金は約3400円が約6200円まで膨れる可能性がある。近畿大学の米田昌弘名誉教授は管理には予算も技術も人材も必要という意識が大切と呼びかけている。インフラを巡っては、修繕が必要な橋は全国に約4万4000橋あるとみられ、遊具も設置後20年以上が経過したものは48.4%を占めるという。信号制御器は耐用年数19年を全国の4分の1が超えてしまっているという。米田名誉教授は何かおかしいと思ったら自治体に報告するなどインフラを自分ごとと認識してほしいとも呼びかけている。実際に千葉市には「My City Report」というインフラの不具合を報告できるアプリもあり、神奈川県や和歌山県など各自治体にも波及している。このサービスはインフラの破損の写真を投稿することで効率よくインフラの手当が可能となるのだという。