スターアスリート 男子バレー石川祐希&高橋藍 ―2大エースの挑戦と成長の軌跡―
2014年、春の高校バレーで星城高校が2年連続三冠達成という、いまだ破られない記録が誕生。その中心にいた石川祐希は“日本史上最高の逸材”と称され、当時低迷していた日本バレー界の希望の星となった。中央大学に進学し、大学1年でイタリア・セリエAの強豪モデナに短期移籍。練習についていくのが精一杯だったがチームメイトは優しかった。一流選手と触れ合うなかで引っ込み思案だった石川は変わっていき、シーズン終盤には自ら教えを請う積極性を身に着けていた。その後もセリエAの舞台で学び、戦い続けた石川。2019年のワールドカップではイタリアで学んだフェイクセットを見せ、世界のトレンドを日本代表に還元。石川がチームを世界レベルへと引き上げていった。