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気候変動対策などが主題のG20サミットがブラジルで開幕し、アメリカのバイデン大統領がトランプ次期大統領を念頭に気候変動対策の重要性を訴えた。トランプ氏はパリ協定から再び離脱する考えを示していて、各国とも警戒感を強めている。こうした中アメリカのトランプ氏と蜜月関係にあるイーロン・マスク氏がもう1人の大統領のように振る舞っていることにトランプ陣営からも不満の声があがる事態となっている。マスク氏は政府効率化省のトップに就任することが決まっているが、具体的な役割などに関しては明らかになっていない。マスク氏はこの政府効率化省で2兆ドルの歳出削減を目指すとしていて、海外に駐留する米軍の予算が削減される可能性などが指摘されていて懸念が広まっている。