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年末に突入し本格的な冬が到来する中、今年1年が異常な高温だったことが明らかになった。2000年からの日本の平均気温の推移を示したグラフを紹介。去年は平年と比べて1.29度高く120年以上続く統計の中で最も高くなったが、今年は速報値で1.64度高く2年連続で過去最高を更新する見込みとなった。災害級の暑さと呼ばれる日が相次いだ今年の夏。福岡・太宰府市では最高気温が35度以上の猛暑日を62日観測し、日本の猛暑日最多日数を更新した。また、集中豪雨による被害も相次ぎ9月に能登半島を襲った豪雨について気象庁の研究チームは地球温暖化の影響で雨量が15%程度多くなったと発表している。大雨災害は世界各地でも発生していてスペインでは215人以上が死亡する過去最悪規模の大洪水となった。気象庁によると今年、世界の年平均気温も1位の記録を更新する見通しだという。専門家の釜江陽一氏は今後、異常気象が当たり前になっていくとした。また日本近海の水温の上昇率は世界と比べても高いといい漁獲量の減少など漁業へ大きな影響も予想される。気候変動により熱帯の病であるデング熱が広まる恐れがあるなど健康上のリスクも増加すると温暖化の進行に警鐘を鳴らしている。