Get Sports 歴史的偉業から紐解く 大谷翔平の進化
昨季は59盗塁を決めた大谷。プロ入り後からの自己最多を2倍以上上回る驚異的な数字。成功率はMLB全体が79.0%に対して大谷は93.7%。開幕前のキャンプでは、スピードアップを図るため短距離走トレーニングマシン「1080スプリント」を活用。世界のトップスプリンターもこれを使用しているという。重量のあるボールを使った練習で、筋力や体幹に瞬発力なども向上。体のブレが減り、スピードに乗りやすくなるという。
昨季は59盗塁を決めた大谷。重要視していたのは「スタート」。いいスタートを切ることでキャッチャーを焦らせ、送球が乱れ成功率向上に繋がる。キャンプでは「一歩目の準備」など重点的に訓練していたそう。右足を開いて構えることで、ラインの横に空間が生まれ効率的なスタートが可能になる。昨季、塁間3分の1までのタイムで自己最速の1.71秒を記録。