午後LIVE ニュースーン 番組つまみぐい
NHKが宮内庁の許可を得て皇居内を撮影。今日は宮殿の庭を紹介。中庭の広さは4800平方メートル。和歌山・那智で取れたとされる白い玉石が敷き詰められている。白梅と紅梅が対角線上に植えられている。春を告げる梅は日本で古くから愛されてきた。即位礼正殿の儀の時、この庭にはのぼりが立てられた。国内外の約2000人の参列者がこの庭を囲む建物から儀式の様子を見守った。正殿の屋根の上には幸せを呼ぶ鳥と言われる瑞鳥が。屋根の両端にある。銅製で高さ2.3メートル。重さは1つ1トンあまりもある。続いては南庭。大刈込が一際目を引く。外側は枝や葉が密集している感じだが、内側に入ると不思議な空間が広がっている。職人がはしごをかけたりなどするため丸太が組まれている。芝生の奥には流れもある。もとの地形の高低差を利用して小さな滝が連続する渓谷が造られている。周辺はあえて雑木林のようにしているという。南庭に面した千草の間・千鳥の間。正殿で儀式などに臨む前に入る控室。渓流の音が聞こえてきて緊張が和らぐそう。天皇皇后が乗られる特別車・御料車について紹介。車庫は車と馬車を担当する宮内庁の車馬課が管理している。歴代の御料車がずらりと並んでいる。両陛下が公式行事などの際に乗られる御料車はナンバープレートの位置に金色の菊の紋章があり、その右上に「皇」と書かれた円形のプレートがある。通称・皇ナンバーと呼ばれている。皇ナンバーは道路運送車両法の施行規則に定められている。皇室内でも天皇皇后などの車だけが使える特別なナンバー。現在、皇ナンバーの御料車は7台が稼働している。リムジンタイプとセダンタイプがあり、場面によって使い分けされている。御料車の運転手は御料技官という。熟練した運転技術が求められ、その立場になるまでには平均20年以上かかるという。両陛下の様子や沿道の人達の様子を見ながらスピードを緩めたり速めたりするとのこと。次回は皇室取材の経験豊富なベテランカメラマンが皇室関係のニュースで見る映像の裏側について紹介。