石器が物語る 人類の壮大な旅

2026年10月28日放送 22:08 - 22:14 NHK総合
歴史探偵 日本人は いつどこから来たのか

冠遺跡で出土した石器は中国大陸で発見された5万年から4万年前の石器とよく似ている。人類は約30万年前にアフリカ大陸で誕生し、長い時間を掛けてヒマラヤ山脈の南を通って、東に向かった。冠遺跡と同じ石器を作っていたのはアフリカから中国まで旅をしてきた人たちだった。中国大陸に入ってきた人たちが4万2300年前には冠遺跡に入ってきていると考えられる。冠遺跡は石器をつくる拠点で、質の良い石器の材料が取れる石器ブランドの産地だった。
冠遺跡では2種類の石器が見つかっている。古い地層から見つかった小型の石器は、ヒマラヤ山脈の南側を通って大陸を横断して伝わった。一方、大型の石刃はヒマラヤ山脈の北側を移動した人類のものだった。専門家は2つのルートで大陸を横断した人類が冠遺跡で再開していたのではないかと推測する。


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