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石破総理大臣は7日、アメリカのトランプ大統領と初めて会談した。会談後の共同会見は終始和やかなムードで行われた。その象徴的な場面が冒頭。トランプ大統領が石破総理と撮影した写真を渡した際に、「私が石破総理ほどハンサムなら良かったが、そうではない」とジョークを交え、石破総理を持ち上げる場面が見られた。トランプ大統領がこれほどまでに上機嫌だった理由は、石破総理が日本企業の対米投資を1兆ドル(約151兆円)規模へ拡大させると表明したことにある。石破総理はアメリカ産のLNG(液化天然ガス)を購入すると発表した他、日本企業の対米投資の機運は高まっていると述べ、アメリカの雇用拡大や経済成長に日本が貢献していくことをアピール。また、会見を前に行われた首脳会談で、石破総理はトランプ大統領と良好な関係を築いた安倍元総理に触れ、「日本とアメリカは非常に緊密な関係にある」などと強調。かつては政敵だった安倍元総理に言及したり、トランプ大統領が好む対米投資に触れたりと、あの手この手で日米関係を前進させたいという姿勢が、垣間見えた。両首脳は日米同盟を強化し、安全保障や経済分野の連携を強める方針で一致した他、「日米関係の新たな黄金時代を追求する」などとうたった共同声明を発表している。