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米・ニューヨークを訪れている石破首相は国連総会で一般討論演説を行い、安全保障理事会が十分に機能を発揮できていないとして改革を断行すべきだと訴えた。また、中東情勢を巡り、イスラエルが二国家解決への道を閉ざすさらなる行動をとる場合、パレスチナを国家として承認する可能性を示唆した。一方でパレスチナ側に対しても責任ある統治体制の構築やイスラム組織ハマスによる人質解放などを強く求めた。石破首相は演説で国際社会の分断・対立に強い危機感を示し、政府関係者は”1か月以上推敲を重ね強い思いを込めたものだ”と明かしている。一方で演説に先立ち石破首相はトランプ大統領と立ち話をし、これまでの友情と信頼に謝意を示し、”日米同盟の重要性は今後も変わらない”との考えを伝えた。石破首相としては最後まで外交を含めて職責を果たし、次の政権に成果を引き継ぎたい考え。