ニュースウオッチ9 (ニュース)
告示が3日後に迫る立憲民主党の代表選挙。立候補に向けて、推薦人の確保を目指す立憲民主党・吉田晴美衆院議員がきょう、立憲民主党・泉代表、江田元代表代行とそれぞれ会談した。推薦人の確保について吉田衆院議員は「最後の1人まで確保に向けて頑張る」とコメント。再選を目指す泉代表の事務所で会談し、吉田衆院議員が立候補に向けた取り組みを進めていると説明したという。きょう夕方、同じく立候補を目指す江田元代表代行とも会談。江田元代表代行は今夜記者団に対し「これまではそれぞれの陣営が努力して推薦人集めをするという段階だと思っていた」と述べたうえで、「明日以降は話し合いの場を設けて収束させて。(枝野前代表と野田元総理)2人だけの代表選はなんとしてでも避けなければいけない」と述べた。一方、菅直人元総理大臣が会長を務めるグループが会合を開催。グループに所属している西村智奈美代表代行が立候補しない考えを示した。グループとして自主投票とする方針を確認した。西村代表代行は「よい代表選になるように、それぞれの考えで行動してほしい」と述べた。
すでに立候補を表明している野田元総理大臣は、自身の政策について「他の野党と連携し、改めて政治資金の抜本的な改正へ、法案を提出して実現をする」と述べた。枝野前代表は、訪問先で政治とカネの問題を問われたのに対して「具体的に何をやるかは、党として明確に示している。誰が代表であっても早く賛成しろと、自民党に迫ることに尽きる」と述べた。
推薦人を集められる3人目、現れるのか。まだ予断を許さない状況。立候補に必要な推薦人は20人だが、立憲民主党所属議員は136人で、そもそもハードルが高い。このため党内では、泉代表、江田憲司元代表代行、吉田晴美衆院議員の3人全員が、立候補にこぎ着けるのは難しいという見方があった。この3人のうち、誰が断念して誰が立候補を表明するのか。告示まであと3日、話し合いがまとまるのか要注目。