NHKニュース7 (ニュース)
きょう立民・維新・国民が党首会談。立民・野田代表は野党候補の一本化に向け協力を呼びかけ、会談後には「良い意見交換が出来た」「諦めないでいきたい」などとコメント。会談では、野田代表が憲法・安全保障・エネルギー政策などの考え方を伝えた。安全保障関連法については「ただちに廃止しなければならないものではない」とした上で「専守防衛に徹しながら現実的な外交を行う」意向を伝えた。原発については「安全性を満たせば再稼働を容認する一方、新増設は認められない」とした。これについて国民・玉木代表は「隔たりがある」と会談後にコメント。また野田代表は、政権構想の枠組みについては「3党で連携できることになれば公明に協力を呼びかけたい」と説明。今後は幹事長・国対委員長レベルで協議継続へ。維新・藤田共同代表は「野田代表が丁寧に話された姿勢については歩み寄りも感じられた」などと会談後にコメントした。
野党側の連携を阻止したい自民党。高市総裁はきょう立民・野田代表と会談し「首相に指名された場合速やかに物価高対策を講じる必要がある」として協力求めた。さらに高市総裁は国民・玉木代表とも会談し、首相指名選挙での協力を求めるとともに「両党は外交・安全保障・エネルギー政策などで一致点が多い」として今後連立を組むことも念頭に連携を呼びかけた。国民・玉木代表は「年収の壁引き上げなどの約束をスピーディーに果たしてほしい」などと会談後にコメントした。そして高市総裁は維新・吉村代表とも会談し、首相指名選挙での協力など呼びかけ。公明は緊急会合。自民との連立政権からの離脱経緯や今後の対応などについて説明か。また、秋の臨時国会は来週21日に召集されることに。一方首相指名選挙の日程は折り合わず。きょう開かれた衆院議運委理事会では、公明議員が野党として出席。自民は召集日の本会議で首相指名選挙の実施を提案。野党側は持ち帰って検討するとした。引き続き協議を行う。