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アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式で、日本作品で初めて長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた伊藤詩織さんの「Black Box Diaries」は受賞を逃した。長編ドキュメンタリー賞受賞「ノーアザーランド故郷は他にない」は、イスラエルによる迫害を受けるヨルダン川西岸に住むパレスチナ人の不条理を描いた。ユヴァル・アブラハーム監督は「パレスチナ人とイスラエル人で映画を作った。我々が共にあることで声はより強まる」と話した。性的暴行を巡る自らの体験とその後の裁判から日本の司法制度を問う伊藤詩織監督の「Black Box Diaries」は受賞を逃した。日本作品では「Instruments of a Beating Heart」が、短編ドキュメンタリー賞で、「あめだま」が短編アニメーション賞がノミネートされたがいずれも受賞を逃した。