NHKニュース7 (ニュース)
アメリカのトランプ大統領が、輸入される鉄鋼製品とアルミニウムに、25%の関税を課すと正式に表明した。すべての国が対象だとしていて、日本の製品も対象になる。1期目には、メキシコやカナダ、オーストラリアなどからの鉄鋼製品については、追加関税の適用を除外したトランプ政権。日本からの製品も、バイデン前政権時の2022年には関税が課されない枠が設けられるなどの対応が取られていた。対象とされた鉄鋼製品。日本から世界全体への輸出量は、関税の影響を受けない一部の製品を除くと、去年1年間で3115万トン。このうちアメリカ向けは111万トンで、3%ほどにとどまっている。また、アルミニウムは生産される板やサッシなどのほとんどを国内で使用。生産量全体に占めるアメリカへの輸出量は限定的。
アメリカのトランプ大統領はすべての国が対象だとしたがオーストラリアは除外を検討。これに先立ち、オーストラリア・アルバニージー首相も、トランプ大統領と電話で会談したことを明らかにしたうえで「トランプ大統領が例外を検討している」とコメント。トランプ大統領は、ほかの製品への関税措置も示唆。詳細は明らかにしなかったが、そこには自動車も含まれていた。「数週間かけて半導体や自動車、医薬品なども検討することになる」とコメントした。