国際報道 (ニュース)
イギリスのロンドンで始まったアメリカと中国の貿易協議には、アメリカ側からベッセント財務長官とラトニック商務長官、アメリカ通商代表部のグリア代表、中国側からは経済政策を統括する何立峰副首相が参加している。アメリカと中国は互いに課していた追加関税を引き下げ、90日間で協議を進めることで合意している。5日にはトランプ大統領と習近平国家主席が電話で会談していた。アメリカ側は、中国にレアアースの輸出規制をやめるよう主張している。ホワイトハウスで経済政策を助言する国家経済会議のハセット委員長は「レアアースなどが4月はじめの時点と同じように流通し続けることを望んでいる」などと述べた。中国商務省は「レアアースについて適法な申請は認可している」と明らかにした。中国側はアメリカの関税措置や半導体などの輸出規制の撤廃などを求める見通しで、貿易摩擦が緩和されるかが焦点。