めざましテレビ NEWSカイトウ
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって約3年半。これまでにロシア軍は約100万人、ウクライナ軍は約40万人の死傷者が出ている。民間人の犠牲は約5万人と言われている。戦況については、東部・南部を抑えるロシアが有利と言われている。こうした中、日本時間明日行われる米ロ首脳会談。両者の会談で停戦へと進めるのか。当初、アメリカは歴史的な停戦が行われるとし、トランプ大統領は領土の交換が行われるというニュアンスの発言もしていた。しかし、この動きにちょっと待ってと声をあげたのがウクライナのゼレンスキー大統領。「占領者に土地を譲り渡すことはない」とし、ウクライナ抜きで決めないでと訴えた。13日に行われたオンライン会合でゼレンスキー大統領はヨーロッパの主要国とともにトランプ大統領に対し、頭越しでの合意を行わないよう説得した。トランプ大統領はこれに対し一定の理解をしたとされている。ロシアの姿勢は変わらずドネツク州などの引き渡しを要求しているという。双方の主張は変わらない中、米ロ首脳会談はどのようになるのか。早稲田大学中林教授は2回目の会談をする道筋がつけば成功だとしている。慶應義塾大学の廣瀬教授はロシアとしては実効支配の現状維持が目的で全面的な停戦は難しいと指摘している。