モーサテ (ニュース)
きょうのゲストは「みずほリサーチ&テクノロジーズ」の門間一夫さんと、為替などの見通しは「JPモルガン・チェース銀行」の棚瀬順哉さん。トランプ大統領のパウエル議長への非難について棚瀬さんは「言葉が強くて驚かされるんですが、これまでも非難して解任もあり得るのでは?という懸念が高まると否定するという流れが続いている。基本的にその流れは変わらないんじゃないかと思っている。ポイントは2つ。最初に解任を否定したのは4月22日だったが、当時は4月2日の相互関税発表を受けてマーケットのリスクセンチメントが大きく悪化する中、『パウエル議長を解任しない』とトランプ大統領が言ったことでマーケットのリスクセンチメント改善したということがあったので、市場を落ち着かせるという意味ではその方が得策という認識があるのではないかと思う。もう1つはトランプ政権が押し下げたいのは短期金利と言うより長期金利。その観点からするとパウエル議長を解任して無理やり利下げする、政策金利を引き下げるようなことがあるとアメリカの景気が底堅くインフレが高止まっている状態では長期金利はむしろ上昇してしまう可能性の方が高いので、そういう認識もあるのではないかと思う」とコメントした。