ニュースウオッチ9 (ニュース)
きょう、終値として史上最高値を更新した日経平均株価。アメリカで利下げが決定され市場が反応した。FRBは17日、政策金利を0.25%引き下げることを決定。パウエル議長は「インフレ再加速のリスクがある中でも雇用の減速を防ぐことを重視した」と強調した。現トランプ政権下では初の利下げで、これまでもトランプ大統領がFRBに繰り返し要求してきたもの。今回の決定でただ1人0.5%の利下げを支持した理事が就任したばかりのスティーブン・ミラン氏。年内の利下げ回数については、FRBの参加者全体の見通しではあと2回が想定されているが、ミラン氏はあと5回の利下げを見込んでいるとみられる。
一方、日銀は金融政策決定会合で経済・物価の情勢や当面の政策を議論する。今回の会合では政策金利を据え置く方向で議論が行われる見通しで、日銀は利下げを受けたアメリカの経済・物価情勢、金融市場の動向などを注視していく姿勢。
アメリカとは対照的に今後日本が利上げの方向に向かっていけば円高が進む可能性も指摘されている。日米の金融政策の違いが実態経済にどう影響を与えるのか、あすの日銀総裁の会見が注目される。