絶賛 世界大会銅賞マーマレード作る島の農家

2025年3月14日放送 9:12 - 9:19 フジテレビ
めざまし8 ニュース 9時またぎ

ダルメイン世界マーマレードアワードで2000点もの中からブロンズ賞を獲得したのは瀬戸内海の島で柑橘農家を営む上神アツカさん(88)。自家製のかんきつ類で作るマーマレードに女優の名取裕子さんも絶賛。小さな島のおばあちゃんがどのように世界を魅了する味を作り上げたのか?
広島・大崎下島。人口は約1700人ほど。その7割が65歳以上という高齢化が進む島。名産は温暖な気候を活かした柑橘類。現在88歳のアツカさんは200本近い木が植えられた場所でかんきつ類を栽培している。マーマレードに使っているのは主にデコポン。糖度が高く果汁も多いデコポンがマーマレードには最適だという。そもそもマーマレード作りを始めたのは60年前、子どもの一言がきっかけだった。アツカさんは「子どもになにか欲しいと言われ、みかんをあめにして食べさせたらおいしいねって。それからジャムを作ろうかねと思ってジャムの仲間を作って。思いついたらやってみる主義。夢中になって何も考えずに作る」などコメント。16年前に夫に先立たれてからはひとり暮らしだという。
アツカさんのマーマレード作りに密着。作業する場所は廃校の校舎を利用したかんきつ類など加工食品を作るための施設。18年前にアツカさんたちが自治体にお願いして作った共用の施設。自作の帽子を装着し仕事モードにスイッチ。厨房に向かうと、マーマレード作りに集まったのはアツカさんの親族など全部で8人。88歳のリーダー、細かな指示を仲間たちに伝えていく。レモンが茹で上がると急いで桶に移した。材料の下処理が終わると窯の中にデコポンの果肉とレモンの皮。さらに砂糖を加えて約1時間じっくり煮詰めていく。すると最後に鍋にウィスキー投入。これはアツカさんのマーマレードにはなくてはならないものだそう。最後に加えることで味に奥深さが出るのだという。アツカさんの勘を頼りに煮詰めたらウィスキー入りのマーマレードが完成。それでも作業をやめないアツカさん。作業開始から3時間、ようやく腰を下ろした。昔からしっかりものだったというアツカさん。最後の工程まで自らの手で一枚一枚丁寧にラベルを貼っていく。世界大会でブロンズ賞、そこに至るまでには偶然出会ったある夫婦との出会いがあった。


キーワード
名取裕子レモンみかん広島県デコポン大崎下島上神アツカダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバルブロンズ賞

TVでた蔵 関連記事…

取材 世界銅賞マーマレード作る島の女性(88)… (めざまし8 2025/3/14 8:00

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.