テレメンタリー2024 続 彷徨い続ける同胞
フィリピンのリナパカン島で暮らす、残留日本人2世のウエハラさん姉妹を取材。戦前のフィリピンには、約3万人の日本人移民が暮らしていた。フィリピンでは子どもは父親の国籍に属することになっていたが、ウエハラさん姉妹は無国籍として戦後を生きた。残留日本人2世の、モリネさん姉妹を取材。在フィリピン日本国大使館の花田総領事が、残留日本人2世ウエハラさんやモリネさんらと面会した。日本国籍を回復するには、両親の婚姻書類や出生証明書などが必要となる。
12月、無国籍残留日本人2世のカナシロ・ロサさんとアカヒジ・サムエルさんが沖縄を訪問し、親族らと面会し、墓参りをした。戦没者慰霊碑に、サムエルさんの父親と思われる名前があった。カナシロさんの父親が、フィリピンで戦死した記録があった。
フィリピン日系人リーガルサポートセンターは、無国籍残留日本人の国籍回復支援を行っている。無国籍残留日本人2世のコダイラ・チエコさんの父親は、戦時中にフィリピンで死亡した。青木弁護士は、無国籍残留日本人の国籍回復を支援している。上川外務大臣が、無国籍残留日本人の調査を拡充すると述べた。