news every. 町の食卓、支えてます!総菜名人の愛され繁盛店
東京・大田区の京急本線・平和島駅から徒歩約5分にある創業32年の惣菜店「味菜」。長く地元に愛される理由を常連は「お値段以上」と話す。毎日80種類は並ぶというお惣菜はボリュームがあるのにお手頃価格。定番人気「さばのみそ煮」は1パック400円。「みそ焼チキン」は1パック450円。「肉じゃが」は1パック300円。店を営むのは惣菜作り50年の店主・土屋武弘さんと妻・公子さん、長女・万里子さん、二女・晶子さんの家族4人。揚げ物は27種類。「若鶏の唐揚げ」100g200円は毎日約8kg揚げるがほぼ完売。天ぷらは約12種類あり、売れ筋No.1は「えび天」1本250円。大みそかには1500本が完売。隠れ人気の「玉子のベーコン巻き」は1個130円。ナンバーに言及。
東京・大田区にある惣菜店「味菜」。午前8時、「味菜」の1日が始まる。武弘さんは昼に販売するお弁当の仕込みに取り掛かる。午前10時30分に開店すると第1ピークの昼を見据えて揚げ物系の調理がスタート。武弘さんのこだわりは大きく2つ。フライ系にも天ぷら粉を使い、軽い仕上がりになる。油の温度は天ぷら類よりやや高め。ピークを過ぎた午後2時すぎ、休憩は取らず、味見のため商品をつまむ程度が昼食代わり。午後3時、夕方に向けての仕込み。武弘さんと公子さんが店を構えたのは1992年8月。やがて二女・晶子さん、長女・万里子さんも働くようになり、家族4人のお店になった。午後4時を過ぎると夕飯のおかずを買い求める客で第2ピークへ。武弘さんは売れ行きをチェックし、少なくなった商品を準備。午後7時に閉店すると、翌日の肉じゃがの仕込みが始まる。味を染み込ませるため、一晩寝かせる。