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ミャンマーで実権を握る軍と民主化勢力などとの間で内戦状態が続く中、総選挙が3回にわたり行われた。民主派が排除された今回の選挙では軍とつながりが深いUSDPの勝利が確実な情勢。新政権では軍が影響力を維持するものとみられ、ミャンマー軍のトップのミン・アウン・フライン司令官は国際社会からの承認は必要ないとの姿勢を強調した。ミャンマーの人々は引き続き軍事政権に対する息苦しさと抵抗感を持ち続けるものと予想される。選挙間近に起きた暴動は今後エスカレートすることが危惧されている。3回の投票が行われた間に起きた暴動では、軍事政権の関係者に死傷者が出た。今後の和平プロセスでミャンマーと中国の政府高官が協議を開始する時、中国がこれまでよりも大きな役割を果たす公算が高い。中国はこれまで和平を促す役割にとどまっていたが、今はミャンマー国内の利害関係者の間を取り持つなど和平の仲介役を担うようになっている。ミャンマーがロシアや中国などと進める2国間協力プロジェクトがいずれミャンマー経済をテコ入れし、市民生活の向上につながるかは予断を許さない。アナリストは今回の選挙で大勢の人が投票から除外され、実際は全国選挙から程遠いものだったと指摘している。
