肉声 海の特攻作戦で散った命 ”声の遺書”桐谷キャスター取材

2025年5月29日放送 16:22 - 16:32 日本テレビ
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1943年10月、明治神宮外苑で行われた学徒出陣。その中にいた慶應義塾大学の1年生・塚本太郎さんは、水球のゴールキーパーとして活躍。アジア大会の日本代表にも選ばれた。特攻作戦の末、21歳で亡くなった。塚本さんは、かつて海軍の基地があった山口・大津島で、特攻の訓練を行った。回天は、艦船を攻撃する魚雷に人間が乗り、体当たりする兵器。全長14.75mで、先端には約1.6トンの爆薬が搭載されている。胴体の直径は1m。塚本さんは、回天の搭乗員だった。出撃した80基の回天のなかで、敵艦に打撃を与えたのは8基のみだった。大津島の回天記念館には、実物大の回天のレプリカが展示されている。回天は中に入ると、海では水圧がかかるため、出入り口を開けることはできなかったという。塚本さんと同じく回天の搭乗員として訓練を受けていた岩井忠正さんは、これが貴様たちの棺桶だと言われたという。開館から50年を迎える記念館で公開されたのは、塚本さんの肉声。家族への思いを穏やかに語った後、日本人であることを忘れてはならないなどと国への気持ちを語った。2分33秒の声の遺書。1945年1月、塚本さんの部隊が出撃。出撃前日、塚本さんは同じ大学の岩井さんのもとを訪ね、握手をかわしたという。回天作戦では、106人の搭乗員が戦死し、乗組員などを含めると1299人が犠牲となった。大津島には、回天を海に運んだトンネルなど、基地の跡が残されている。塚本さんは出撃前に、実家に帰省し、家族写真を撮影していた。声の遺書は、母親の遺品から見つかった。父親の録音機で吹き込んだという。一回り下の弟・悠策は、音声について、兄は家族思いだった、鼓舞する意味を言っているんだと思うなどと話した。


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