NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
能登半島地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市と珠洲市では、人口が30%ほど減ったと推計されることが、携帯電話の位置情報を元にした分析でわかった。住民票の移動などを元にした石川県の推計では減少の割合は9%だが、実際はさらに進んでいる可能性がある。松岡さん一家は輪島市の自宅が全壊したため金沢で暮らしているが、輪島へ戻るつもりだったため住民票を移していない。去年の豪雨災害もあり、迷っているという。人口の減少は地震と豪雨の二重被災の影響が深刻な輪島市東部・津波による被害がでた珠洲市内浦沿岸地域で大きくなっている。輪島市町野地区ではバスの本数が減り、住民の有志が市から委託を受ける形で無償送迎する事業を実験的に実施することになった。