あさイチ (中継)
能登半島地震から1年。石川・七尾市にある仮設の商店街から中継。「どんなお正月を過ごしましたか?」という質問。70代・美容師の女性は「1月1日は朝から地震がまた来たらという強さでいっぱいだった。2日なると少し安心して、親戚と焼き肉を食べた。楽しかった」。50代女性「地区の住人50人が集まり一緒にお雑煮をたべてその後、黙とうをした。久しぶに活気を感じた」など。
石川・正院町で理容室を営む瓶子明人さんは店舗権自宅の再建資金に頭を悩ませている。地震の後の売上は4割り近く減少してしまった。建物をは全壊。室内の安全は確認されているため営業を続けてきたが、取り壊す予定。再建までのあいだつなぎがなるのは市が整備した仮設商店街。4店舗が入り今月から営業開始。建物は無償だがボイラーなどの設置は自己負担で100数十万円の費用がかかる補助を受けても数十万円は持ち出しの可能性はある。店を再建させたとしても不安なことがある。珠洲市では地震の前に1万1759人が住んでいたが1000人以上減少。瓶子さんは人口の減少に悩んでいた。今、現役世代が集まって話し合いを進めている。参加者は会社員や自営業など。抱えている事情も違う。いま課題に挙がっているのは市街に避難している住民の所在がわかないことだった。
石川・七尾市の一本杉通りから中継。一本杉通りはいろんなお店があり観光客からも愛されている場所だった。地震で大きな被害があり今もお店の4割近くが営業を再開できていない。震災前の一本杉通りを再現した模型を紹介。模型は建築学科の学生など60名が参加してボランティアで作ったという。発起人の岡田翔太郎さんは「これからの街作りを考えるうえでも、震災前の街の姿をきちんと記録し、記憶の保存をすることが重要だと考えた。模型は取り外せるようになっている。今後の空き地活用について考えている」などと話した。