NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
自民党の臨時の総裁選挙をめぐり実施を求める国会議員はあさって、党本部で書面を提出することになっている。その日のうちに、都道府県連の代表者とあわせて集計が行われ、実施するかどうかが決まる。石破総理大臣は昨夜、岩屋外務大臣や村上総務大臣をはじめ、みずからに近い閣僚らと会談し党内情勢をめぐって、意見を交わしたものとみられる。きのうは石破内閣の閣僚では初めて、鈴木法務大臣がSNSで実施を求める考えを明らかにした。鈴木大臣が所属する麻生派を率いる麻生最高顧問は、先に実施を求める考えを示していて、鈴木大臣は「信頼回復のためにも党が一致結束して、ゼロから出直すことが必要だ。総裁選挙を実施することが最善と判断した」としている。麻生氏は昨夜、茂木前幹事長と3時間近くにわたって会談し、総裁選挙の実施が決まった場合の対応などを協議した。平デジタル大臣は、派閥を残した人たちが得をする流れをつくることでは自民党が先祖返りをしてしまうとコメント。小泉農林水産大臣は、みずからの対応の決定は8日当日になるという考えを示した。総裁選挙を実施するかどうかが決まるあさってを前に党内の動きがさらに活発になっている。