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5人で争われた自民党総裁選で、高市早苗氏が新総裁に決定した。決選投票は高市氏・小泉進次郎氏で行われ、高市氏が185票、小泉氏が156票で、高市氏の勝利となった。自民党は少数与党だが野党側の候補者一本化の目途が立っておらず、今月中旬にも招集される臨時国会で高市氏は第104代内閣総理大臣に指名され、女性初の総理大臣となる見通し。高市氏は、会見で、総裁選で戦った4人を党の要職や閣僚などに起用する考えを強調している。明日、党役員人事を正式決定するとみられている。また、政治資金収支報告書に不記載のあった議員については「しっかり働いてもらう」などと話しており、要職に起用するかが焦点となるという。また、ガソリン税の暫定税率廃止について、「臨時国会で法律を出してやらなければならない」と述べ、できるだけ早い時期の廃止を目指す考えを強調している。また、給付付き税額控除については「低・中所得者の方にも最もメリットがある」と党内での議論を加速化させる考えを示した。消費税率引き下げについては「活発に議論をして、洗濯しとして放棄するものではない」と述べた。連立の枠組み拡大については、憲法改正・外交・安全保障政策など「基本的に考え方の合う政党としっかり議論したい」と強調する一方で「相手のあることで、現段階でどことは申し上げない」と明言しなかった。