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衆議院選挙がきょう公示され、各党の党首らが各地で支持を呼びかけた。福島・いわき市の港で選挙戦のスタートを切った自民党の石破総理大臣。地元・鳥取県ではなく東日本大震災の被災地で上げた第一声は「日本を守る」。立憲民主党・野田代表はパーティー券の売り上げなどを政治資金収支報告書に記載しなかったいわゆる裏金議員を徹底的にマークする姿勢を示した。日本維新の会の馬場伸幸代表は、JR高田馬場駅前に現れ、この選挙区に立候補している仲間の応援に来たと説明。政治とカネの問題を、もっとクリーンに、もっと見える化していくなどと訴えた。公明党の石井啓一代表は、生まれ故郷の東京・豊島区で演説し、国内外の課題に答えを出すことができるのは、自公の連立政権しかないなどと訴えた。465議席を争う今回の選挙戦。石破総理は自民党公明党で過半数の233議席の獲得を目標としている。共産党の田村智子委員長は、経済対策について最も時間を割き、若者という言葉を繰り返した。国民民主党の玉木雄一郎代表は、裏金問題で、自民党は反省していないと批判した。山本太郎代表が一時入院したため、櫛渕万里共同代表が第一声を発したれいわ新選組は、消費税の減税などを訴えた。社民党の福島瑞穂党首は、衆議院の小選挙区で唯一議席を確保している沖縄県から始動し、裏金議員に憲法を変えさせてはならないなどとした。参政党の神谷宗幣代表は、選挙の争点を外交安全保障に設定。立候補を届け出たのは1344人。このうち女性は314人で過去最多となった。最大の争点は「政治とカネ」。裏金議員が立候補する選挙区は46。非公認となった候補者、更に比例代表への重複立候補が認められなかった候補者の選挙区を足した数。裏金問題で初めて有権者の審判が下る形で46選挙区の戦いが選挙戦全体の行方にも影響を与えそう。投開票日は今月27日。