NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
1995年にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件では、都内を走る3つの路線に猛毒のサリンがまかれ、14人が死亡し、約6300人が負傷した。被害者を支援するため、医師や弁護士などが立ち上げたNPO法人「リカバリー・サポートセンター」は、事件直後から無料の健康相談を続けこれまでに延べ2700人余りが受診し、サリンの後遺症に悩む人の心や体のケアにあたってきた。しかし、今月末で解散することを決め会報誌で被害者に伝えた。解散の理由について、健康診断を受診する人が大幅に減ったことや、被害者自身で心身の不調と折り合いをつけられるようになってきたこと、それに支援に当たってきたボランティアも高齢化が進んだことを挙げている。