国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
ミャンマー軍による航空燃料の入手ルートの実態や解決策について、高橋記者は「ミャンマーとタイは隣国でかつ、長年にわたり軍同士の結びつきが強く、外交関係者の間ではかねてから、軍事物資がミャンマーに流れているのではと指摘されてきた。その実態が今回、報告書により明らかにされた。今後、タイ側との取り引きが難しくなれば、軍は別の新たなルートを設けることは間違いなく、いたちごっこの状況が続く。ミャンマー軍の軍事物資の取り引きの動きを細かく追うことができる国際的な包囲網を構築し、軍が新たに手を打つことができないようにしなければ、入手ルートを根絶やしにすることができない。ミャンマーに近いと指摘される国々をいかにして、国際的な包囲網の中に取り込み、制裁を手動する欧米が各国をまとめ、一致した対応が取れるかがカギとなっている」などとした。