ワールドビジネスサテライト (ニュース)
大統領選でトランプ氏が優勢との報道を受け、日経平均株価は取引開始直後から急速に値上がりし、終値でもきのうと比べ1005円高い、3万9480円となった。円相場は朝方から円安ドル高が進み、3カ月ぶりに154円台まで円安が進んだ。池上は、トランプ氏が掲げる政策はどれも財政拡張で、財政赤字につながるものが多い、アメリカの国債に対する信頼が揺らいで金利が上がるのではないかと推測されている、日本の金利は低いままであることから、日米の金利差がさらに広がり、円安が進むとみている、円安が進むと、輸出産業が強い日本は有利になるため、株価も上がったという動き、トランプ氏は中国への高い関税を示唆するなど、保護主義的な政策も掲げているため、株価を今後も後押しするかどうかは見極める必要があるなどと話した。追加関税が導入されば、アメリカの貿易に大打撃となり、関税を引き上げられた日本企業も収益が圧迫されるとの指摘もある。連邦議会上下両院の選挙で、共和党が4年ぶりに上院で過半数を獲得することが確実となった。共和党は下院でも多数派の維持をうかがっている。池上は、下院でも共和党が勝てば、大統領・上院と合わせた「トリプルレッド」になる公算が大きくなっている、トランプ氏のやりたい放題となる可能性が高くなっているなどと話した。