モーサテ (ニュース)
矢嶋さんはきょうの経済視点に「目減り」と挙げ、「今週末に日本銀行から個人金融資産の12月の統計が出る。去年9月末から変調をきたしており、2つ目減りしている。1つは残高が円高になったことで7四半期ぶりにマイナスになった。もう1つはインフレの目減り。実質ベースの資産残高を見ると、6月末が6四半期ぶりに前年の水準を割っている。ここからは個人の運用をどうするかというところだが、もう1つは賃金と物価の好循環みたい話もあるが、意外に資産効果が働く可能性があるので、そのへんは消費まわりで注視する必要があるかなと思う」などと話した。
松本さんはきょうの経済視点に「軟調な日経平均 底堅いTOPIX」と挙げ、「日経平均は昨年末4万円近かったが、先週一時3万6,000円を割り込む展開になった。ただ、TOPIXは昨年末とほぼ同水準で推移しているので乖離が広がっている。日経平均は流動性の高い先物を抱え得ているため、短期では先物プレーヤーの影響をかなり受ける。一方でTOPIXは現物株の動向をよく反映するので、いまは海外投資家が日本株を売り越す中でも実は現物マーケットは国内投資家の買いがしっかりサポートしていると言える。2~3月は地方銀行で『トランプ政策が不透明』と言う状況ではあるものの、日本の先行きが必ずしも悲観視をしていないと感じた。センチメントで日経平均は振れるが、配当は増えている、自社株買い継続をしてくれるということで中長期の投資家はきちっと現物株を買っているというのが今の状況だと思う」などと話した。
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