試練の国連事務総長 次代を担うのは誰に

2026年5月22日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

国連のグテーレス事務総長が来日。2期10年の任期中、来日は8回目。会見では「超大国が国際法を犯して自ら紛争を作り出し、安保理の拒否権を使って責任を免れている」と危機感を表明。国連事務総長は英語ではSecretary General。Secretaryは加盟国に仕える官吏を意味、Generalは巨大組織の長を意味。これまでの事務総長はこの2つの間で揺れてきた。判断が難しかったのは安保理5大国との関係。グテーレス氏は元難民高等弁務官で2016年選出。選出の間は世界の弱者の救済にあたった実績をアピール。任期中は大国の暴走が相次ぎ、各国からの資金拠出も滞り予算削減と活動の見直しを迫られている。
国連では次期事務総長の候補者の主張を聞く公聴会がスタート。有力候補はチリ元大統領で元国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ氏、アルゼンチン外交官でIAEA事務局長のラファエル・グロッシ氏、コスタリカ元副大統領で元国際連合貿易開発会議事務局長のレベッカ・グリンスパン氏。望ましいとされるのはは中南米出身者で初の女性。バチェレ氏は米中との関係が微妙で、グロッシ氏はIAEA現職のまま活動することに批判が集まっていて、グリンスパン氏は知名度が低い。選出は7月頃。懸念は安保理5大国が同一候補の支持で歩み寄れるのかどうか。グテーレス氏は後任へのアドバイスについて「平和と発展、人権を追求する姿勢を貫いてほしい」「安保理改革の必要性を訴え続けてほしい」と力説。


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