所さん! 事件ですよ (所さん!事件ですよ)
ウエストランド・井口浩之は「井口ビール部」という芸人仲間でクラフトビールを飲む集まりをして、全国の様々なクラフトビールを取り寄せて飲んでいる。クラフトビールが盛り上がっている理由について、崔真淑は2018年に酒税法が一部改正されたことが影響していると思う。麦芽の比率やビールに使っていい副原料の幅が広がったこともあり、ビールと名乗れるものが増え、挑戦する人も増えたと話した。日本ではクラフトビールの明確な定義はない。藤原ヒロユキは四六時中ビールのことを考えている人がアートな感じで創造していくのがクラフトビールだと話した。
大阪・岸和田市にある鉄工所を取材。主力製品は工場のプラントや石油タンクなどの蓋になる“鏡板”という部材。鉄の一枚板を自社開発の超大型プレス機で曲げる。さらにローラーを駆使して、均等で滑らかな曲面に加工。鏡板の製造では国内トップシェアを誇る。その技術は原子力発電所の圧力容器などにも採用され、街のシンボルとなるモニュメントの製作も手がけている。この鉄工所では宇宙船のようなビールタンクを作っている。球体型のビールタンクにすることで、炭酸ガスの圧力が均等に加わり、まろやかな仕上がりになるという。クラフトビールを作った理由について、林孝彦社長は鏡板を使う市場が縮小しており、最盛期に比べると生産量は半分以下になっている。会社の新たな柱となる事業を模索する中で目をつけたのがビールタンクだった。国内のクラフトビール醸造所で使われているビールタンクはほとんどが海外製。負けたくないと思い、ビールタンク作りなら自社の強みを活かして戦えると考えた。また、性能を証明するため、鉄工職人を醸造家に育てている。山谷光二さんはビール作りを始めるにあたって、約6か月近隣の醸造所で修行をした。クラフトビールから新たなビジネスの循環を生み出していきたいという。日本はビールの原料に関しても麦芽やホップは輸入品。藤原ヒロユキは京都でホップほ場を営んでおり、京都らしいビールを作ろうという取り組みをしている。