自民党の大敗した衆議院選挙を総括するための両院議員懇談会はまだ続いている。冒頭で議員らに謝罪した石破首相だが出席議員の拍手は少なく、重苦しい雰囲気だった。さらに石破首相は「自民党は選挙の結果をきちんと受けとめたと国民に思っていただくことが極めて肝要」と強調。懇談会には“裏金問題”で非公認で出馬し当選した萩生田議員や平沢議員も出席。党内では“非公認候補”の政党支部に2000万円を支給したことが敗因との見方が根強く、懇談会では石破首相に辞任を促す声も上がった。不満を出してもらい受け止めることで石破首相は来週行われる特別国会の首相指名選挙では「石破茂」と書いてもらえるよう党内の結束をはかりたい考え。石破首相と始め執行部への不満はくすぶったままで、石破首相は綱渡りの状況が続く。