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EUとカナダの間では、すでにCETA(自由貿易協定)が暫定的に発効しているが、フォンデアライエン委員長は「CETAから未来に向けた同盟に移行する」と述べ、関係性を更に深めたい考えを示した。EUには現時点で準加盟国の枠組みは存在せず、フォンデアライエン委員長は防衛産業・重要鉱物・AI・経済安全保障などを協力する主要分野として挙げており、カナダのカーニー首相もEUとの間に独自の同盟関係を築きたいとしている。EU・カナダの念頭にあるのはアメリカとの関係性で、カーニー首相はアメリカへの経済的な依存を減らし、各国との貿易協議を進め多極化を図っている。一方で、イギリス・アイランド・ノルウェーは現時点でEU加盟を望んでおらず、カナダを準加盟国とした場合、これらの国々をどう位置づけるか議論を呼ぶことになる。また、カナダのEU加盟は一部の主権を譲り渡すことになり、国内から反発の予想も出ている。ニューヨーク・タイムズは、今回の提案について「法的根拠はなく、象徴的な意味合いをシグナルに過ぎない」としている。
