シューイチ シュー1プレミアム
清塚信也の特別授業。まずはバッハの魅力を伝える。バッハは音楽の父と呼ばれ、クラシック音楽の礎を築いたと言われている。代表的な曲は「主よ、人の望みの喜びよ」。バッハは神のために作曲していた。この時代は王族などが音楽家を雇用していたため、作曲家は大衆向けの音楽を作らなかった。
2人目はモーツァルト。代表的な曲は「トルコ行進曲」。この曲は1700年代のヨーロッパで起きたトルコブームに乗って作曲したそう。当時オスマン帝国だったトルコにヨーロッパの人々は憧れがあり、軍楽隊のリズムをトルコ行進曲の左手のリズムで表現している。ベートーヴェンが作った「トルコ行進曲」もある。
3人目はベートーヴェン。代表的な曲「運命」は「ジャジャジャジャン」だけで作曲されているという。1音目が休符なのもすごいところだと清原さん。楽曲の中心となるフレーズを反復する作曲技法を音楽用語で「主題労作」という。現代にも同じフレーズを繰り返す手法があり、これの名手だったのが久石譲さんや坂本龍一さんだった。ベートーベンは40代で聴力を失い、運命は耳が聞こえにくい状態で作られた曲。清原さんによると絶対音感があれば頭の中で音が鳴らせるといい、そのため曲が作れたのだという。ベートーベンはいまでは当たり前のあるシステムを作った。