めざましテレビ NEWS
小泉農水相は昨日、これまで備蓄米の随意契約の対象外だった中小スーパーや町の米店に向け、それぞれ枠を設けて今日説明会を行うことを明らかにした。さらに昨日は国交省に備蓄米の迅速な流通に向けて輸送、米の卸売業者からなる団体には精米作業について協力を相次いで要請した。一方、農水省はこれまでに随意契約の申し込みがあった大手小売約70社のうち61社の申請を受け付けたことを明らかにした。早ければ今日にも備蓄米が引き渡される予定で、各企業が販売準備を進めている。随意契約をしたアイリスオーヤマのグループ店舗では6月2日から5kg2160円で販売。初日は100袋の販売を予定し、開店前に整理券を配布するとしている。
昨日の衆院農水委では小泉農水相と野党党首が米の価格を巡り論戦を繰り広げた。小泉氏は野党からの指摘に対し「米価格を今は下げなければならない」と語った。こうした中、2022年産の備蓄米5000トンを申し込んだディスカウントストア・ミスターマックスでは5kg1000円台で来月初旬から全57店舗で販売を目指すとしている。
明日から政府が中小スーパーなどに対して申請を受け付ける2021年産の備蓄米はいわゆる「古古古米」で、1800円程度になる見通しとなっている。古米の味について米店の代表は「匂いが違う。ひね臭い匂いがする。白米で食べるのはどうかと思うが加工するのであれば問題ないと思う」などと話した。古米を美味しく食べる方法については、まず炊く前に米を30分~1時間水に浸け、フレッシュな油を米1合に対し小さじ1杯ほど入れるとコク・艶・甘みがプラスされるという。古米のにおいが気になる場合はお酒を少々入れると効果的とのこと。