Nスタ (ニュース)
夏の風物詩・花火大会。物価も上がり運営費用も膨らむ中、主催者も資金集めに追われている。あす開催予定の神奈川・鎌倉市の鎌倉花火大会。新型コロナやオリンピックの開催で中止が続き、5年ぶりの開催に。今年は砂浜に特別な席が設置されることになった。運営費を集めるため、実行委員会は初めてクラウドファンディングで資金を募ることにした。9000円以上の支援で砂浜に設置される2人分の観覧席などの返礼品を用意。その効果があってか、既に目標の650万円を達成した。これまで花火大会の恒例行事となっていたのが、壮絶な場所取り。東京スカイツリー周辺で打ち上げられる隅田川花火大会をいい席で見たいと、テントを張って場所取りしていた人は「かれこれ1日半ぐらい待ってます」と述べた。忍耐系もいれば、体力自慢が集う場所取りも。埼玉・熊谷市では、無料の河川敷が開放されると一気に観客がなだれ込み、空いている場所にシートを広げていた。ただ、各地で広がっているのが花火大会の有料化。去年、びわ湖の花火大会では有料席を5万席に拡大。立ち止まり防止のため高さ4mほどの目隠しフェンスが話題となった。担当者によると、今年は事故防止や財源確保を目的に有料席を6万2000席と更に拡大。フェンスも設置するという。