ホンダと日産は23日にも経営統合に向けた協議を開始する。世界の自動車グループ販売台数ランキング中、ホンダは7位で日産は8位。仮に経営統合となれば世界3位に躍り出ることになる。ホンダと日産は今年3月からEVの開発などでの協業の検討を始めていて、8月には三菱自動車も加わることを発表した。日産の今年度前半まで決算は営業利益が前年比で1割にとどまり、業績悪化から国内外9000人規模の人員削減の方針を示している。一方、台湾・ホンハイ精密工業が日産の買収を検討。EV事業やAI事業を傘下に収める狙いがあり株式取得の打診をしたものの、同意を得られなかったとの報道も。こうしたことも経営統合の動きを後押ししたとみられる。