タモリステーション 南海トラフ巨大地震 総力検証
世界最先端の振動台を使い、南海トラフ巨大地震の長周期地震動を想定した高層ビルの揺れ再現。横揺れは最大約2m。長周期地震動が与える影響は他にも。東日本大震災では震源から約700km離れた大阪市でビルのエレベーターが停止し人が数時間閉じ込められる事態が発生。内閣府は被災や停電などにより最大約2万3000人がエレベーターに閉じ込められると想定している。一方、大規模火災も懸念されている。中でも危険性を指摘されているエリアは大阪市生野区の西側。国交省は密集市街地に指定している。密集市街地は東京や神奈川などにも点在。火災旋風が発生すると被害が拡大する恐れがある。政府は2030年度までに密集市街地を解消させる目標に道幅を広くするなどの対策を急いでいる。南海トラフ巨大地震では津波による死者も最大約23万人、携帯電話・インターネットは地震発生直後から通信困難な状況が数日間続くと想定されている。また広範囲で停電し復旧に1~2週間かかると想定されている。食料品・飲料水も全国各地で1週間以上不足する可能性が高いと専門家は指摘している。