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中干しは稲の育成途中に水を抜き土壌を乾かすこと。通常5~7日間だが、フェイガーは1週間延長を提案した。乾かすとメタンガスの発生が抑制される。農家が削減した分のメタンガスはフェイガーが買い取り、フェイガーは買い取った分をクレジット化して別の企業に売る。間接的に脱炭素に貢献しているという。フェイガーは10万tのCO2を削減したいと考えている。
ベトナムの水田面積は日本の約3倍、2050年のカーボンニュートラルにも参加している。責任者は高井さん。ベトナムでは中干しの延長を行うには農家を管轄する農業農村開発局との調印が必要。高井さんは大学院を中退後は東南アジア各地を転々とし農業を行っていた。ベトナムの農業全体が発展していくことが理想という。