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オープニング映像。
バインミーはフランスパンにハムやパクチーを挟んだベトナムのサンドイッチ。ベトナムの注目ポイントは日本から近いこと、市場が大きく人口は約1億30万人。年齢中央値は32.5歳、経済成長率は8.1%。日本と同じ大乗仏教で考え方も近い。
日清製粉ウェルナは日清製粉グループの中で加工食品事業を担う。小麦粉やパスタソースなどの加工食品を製造する総合食品メーカー。ベトナムは最重要拠点。水田さんはベトナムに2つある拠点のうち小麦粉などを扱う現地法人では社長を務める。
ベトナムの一般消費者に向けて商品を販売しヒットさせたいと考えている。パスタソース、炊き込みご飯の素を紹介。ベトナムは米文化で炊飯器も普及している。水田さんはベトナムに来て2か月、入社21年目にして初めての海外赴任という。
水田さんは日清クッキングフラワー薄力小麦粉を開発。5年で2600万個を販売した。ベトナム向けの新商品の開発には1年がかかった。団地に暮らす一家の日曜のお昼を紹介。
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- ベトナム日清クッキングフラワー薄力小麦粉
ベトナムではレトルトのパスタソースは一般的ではなく、商品の販路も広げていかなければならない。水田さんは学校でベトナム語も習っている。また、ベトナムでの一般向け新商品の発売でお披露目イベントも開催された。家族連れの客から好評だった。
ベトナムは急速に経済が成長していて若い人が多く、新しい食生活に対応しやすい。また、ベトナムは経済格差が他のアジアの国よりも少ないという。都市部の共働き率は98%、女性の就業率は70.9%。ベトナムに進出した日系企業は2373社という。ベカメックス東急はベトナムで都市開発を行っている。
学研は学習塾や絵本の出版などを手掛け、日本の幅広い世代に教育コンテンツを提供している。学研がベトナムで普及させたい3本柱は「科学の教材」「絵本」「学研教室」。ブロックで相撲ロボットを作り対戦する授業を紹介。
昨年書店には学研の絵本コーナーが作られた。ベトナムでは絵本を読む文化がないという。DTPは従業員500人を抱えるベトナム教育出版大手で幼稚園~高校まで300万人がコンテンツを利用している。ホーチミンの平均月収は約3万8280円で1000円の絵本はかなり高い。百田顕児さんは新興国や途上国で様々な社会問題の解決支援を行ってきた。2019年に学研ホールディングスに参画。学研教室は0歳~高校生が対象で考える力を育む教材が特徴。学研教室を知ってもらうにはもう少し時間がかかるという。
ハノイ工科大学は理系国立大学のトップ校で高度IT人材の育成に力を入れている。FPTはIT人材の育成を目的としたベトナム初の私立大学を設立した。ベトナムは共産党一党独裁制で、全くリスクがないということはない。
ロンアン省はホーチミンの倍以上の人口増加率で急速に発展している。フェイガーは農家と一緒に農業の脱炭素活動を始めカーボンクレジットという形で取引可能にし、農家には収益を提供している。
中干しは稲の育成途中に水を抜き土壌を乾かすこと。通常5~7日間だが、フェイガーは1週間延長を提案した。乾かすとメタンガスの発生が抑制される。農家が削減した分のメタンガスはフェイガーが買い取り、フェイガーは買い取った分をクレジット化して別の企業に売る。間接的に脱炭素に貢献しているという。フェイガーは10万tのCO2を削減したいと考えている。
ベトナムの水田面積は日本の約3倍、2050年のカーボンニュートラルにも参加している。責任者は高井さん。ベトナムでは中干しの延長を行うには農家を管轄する農業農村開発局との調印が必要。高井さんは大学院を中退後は東南アジア各地を転々とし農業を行っていた。ベトナムの農業全体が発展していくことが理想という。
カーボンクレジット市場は20~40%で市場が成長し、超巨大マーケットになる可能性がある。ベトナムは東南アジアで最も成長する国になるという。1人あたりのGDPは4110円ドル。ベトナムは2050年までに先進国入りを目指している。懸念ポイントは都市部と農村部の格差という。