近畿・東海・関東甲信 梅雨入り 西・東日本で大雨のおそれ 被災地でも

2024年6月21日放送 21:00 - 21:04 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

きょう気象庁は近畿と東海、関東甲信で梅雨入りを発表した。西日本ではあすから、東日本ではあさってから、大雨になるおそれがある。能登半島地震の被災地では、ふだんより少ない雨でも災害に警戒が必要。正午過ぎの東京・伊豆大島ではたたきつけるような雨が降った。伊豆諸島・新島空港では正午前までの1時間に50.5ミリの非常に激しい雨を観測。気象庁はきょう近畿と東海、関東甲信が梅雨入りしたと見られると発表。平年と比べて、近畿と東海は15日、関東甲信は14日遅くなった。
鹿児島県では記録的な大雨に。鹿児島・薩摩地方と大隅地方では、明け方に線状降水帯が発生。けさまでの24時間に降った雨の量は、鹿児島・指宿市で423ミリなどと、気象庁が統計を取り始めてから最も多くなった。鹿児島・鹿児島市・県道16号線では、斜面から土砂が崩れ落ちた。これまでに降った雨で地盤が緩んでいる所があり、引き続き土砂災害などに注意が必要。このあと梅雨前線は北上し、西日本ではあすから、東日本ではあさってから週明け月曜日にかけて大雨になるおそれがある。
能登半島地震の被災地でも大雨のおそれがあり、災害のリスクが高くなっている。石川・七尾市の漁港は岸壁が続いていたが一部が海面より下になっている。能登半島地震の影響で、沈んだり、壊れたりした。先月下旬の映像では、潮位が高いときは、海水が壊れた岸壁を越え流れ込んでいる。さらに雨が降った影響で水かさが増し、浸水地域が広がったと見られている。県では海水が流れ込むのを防ぐため、土のうを140mにわたり設置するなどした。市では、あさって予想されている大雨に備えて、排水ポンプ車を用意。七尾市土木課・関軒賢太郎主幹は「日曜日の予報が大雨ということで早めに対応」と語った。
地元の気象台は、被災地では少しの雨でも災害のおそれがあるとして、警戒を呼びかけている。金沢地方気象台の渡邊雅人さんは「1月の地震発生後、いちばん多い雨量を見込んでいる。被災地では地震の影響で地盤がゆるんでいたり、河川が埋塞していたりするため、よりいっそうの警備が必要」とコメント。


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