Nスタ きょうのイチバン
きょう追加放出される備蓄米の申請が始まった。精米や物流などの課題から申請をためらう大手小売も出てきた。中津市にあるドラッグストアではきょうから2022年産備蓄米の販売を開始した。事前告知はしなかったものの、2時間で40袋が完売した。小泉進次郎農水大臣は2021年産の古古古米10万トンと2020年産の10万トンあわせて20万トンの追加放出を発表した。対象となるのは大手や中小の小売業者などで、イオンなどが申請したとのこと。追加の契約に慎重な姿勢を見せるところもある。アイリスオーヤマは購入した備蓄米の精米が間に合っておらず、申請を見送る判断をした。ナカムラ米販はスーパーに卸す備蓄米400トンの精米を請け負っている。通常の仕事と一緒に備蓄米の委託精米でいっぱいいっぱいとのこと。米の流通に詳しい宇都宮大学の松平助教は「多くの精米施設で余裕がない状況と聞いている」などと話した。ドン・キホーテの運営会社も今回の追加放出については検討しないという。確保した備蓄米のうち、2パーセントしか販売できていないという。銘柄米の価格に変化が起きているという。アキダイでは銘柄米の棚が埋まるようになっていた。スーパーセルシオでは銘柄米に値引きシールが貼ってある。